この度の能登半島地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
災害時に刻々と変わる災害情報をお伝えするのに、ラジオは大きな役割を果たします。災害などの緊急時、気象情報や道路情報、交通情報、ライフライン情報など地元の皆さんに「今」必要な情報をお届けするために情報を収集し、中継車もフル稼働でリアルな状況をお伝えします。
能登半島の被災地七尾市に「ラジオななお」というラジオ局があります。ラジオななおでは、通常の放送時も、防災意識向上に貢献すべく、七尾市やさまざまな防災組織の取組みの紹介などを行う番組を放送しています。ラジオななおは、災害発生時、すべての通常プログラムを休止して緊急放送に切り換え、七尾市との連携のもと、ライフライン情報や安否情報をお伝えします。。。ホームページにはそのように記載があります。「ラジオななお現状」としてめちゃめちゃになった放送局内の写真をホームページにアップしているのを見ました。機材も資料もぐちゃぐちゃになっていますが、少しずつ片付け、放送も継続しているそうです。新しい情報が入り次第随時放送しているということで、どのような放送になっているのか、私は時々インターネットサイマルラジオで弘前にいながらラジオななおを聞いてみています。ライフライン情報や安否情報を放送しているところは聞いたことがないのですが、パーソナリティの方々のおしゃべりや、メッセージのやり取り、楽しい音楽などが放送されていました。だんだんとそういうホッとするひと時も大切になってきます。ラジオを放送する人たちも被災者ですから、人手も足りていないのかもしれない、、、と心配しています。ラジオかなざわなど姉妹局があるようでそちらの局の番組も放送しているようです。
役所や消防、警察、病院、、、助けてあげる使命を持っていると思っている人達も多くの人が被災して、自分や自分の家族も大変な中、被災者同士お互いに助け合って避難所に身を寄せ、励ましあったり、悲しみや不自由な生活も我慢して、それでも前向きに力をあわせて頑張っている姿に心を打たれます。
被災地では人手が足りていないけれども、混乱の中多くのボランティアが来ても効率よく手伝ってもらえないとか、道路状況の悪さとか、いろいろあって今はまだ来ないで、ということだと思いますが、実際のところ人手が必要なのは間違いないと思います。役に立てる人は行って活動する準備を。ノウハウのない人は、後方支援で募金、石川県のものを買うなど継続的な支援をする意識を持ち続けるのが大事ですね。
弘前は比較的災害の少ない地域とされていますが、そう言われていても思いがけなく大きな災害にならないとも限らないのです。
備えあれば憂いなし。万が一に備えての対策もどうぞ忘れずに。