弥生3月。
雪解けを促す穏やかな日差し、
土の香り、なごり雪。
卒業、別れの淋しさ
新しい生活へ向けての不安や希望の時。
ご卒業の時を迎えられた皆様
誠におめでとうございます。
この1年は良くも悪くも今までに経験したことの無いような
特別な1年だったと思います。
まさか新型コロナウイルスに
こんなに振り回されるとは思ってもいませんでしたよね。
人生の分岐点に立たされ思ってもいなかった歩みに
決断せざるを得なかったこともあったでしょうね。
学校生活の中で様々な行事や大会が中止になり
喪失感、むなしさ、悔しさ・・・
どれだけの感情を乗り越えてきたのでしょう。
ご家族の皆様のお気持ちもお察しいたします。
1年前、うちの娘も学生生活最後の卒業式を迎えていました。
しかし、コロナウイルス感染防止のためにと
卒業生、在校生、先生方、来賓者のみ出席で行われました。
娘が学び成長し、親元を離れていく。
その姿を見守るのは自分自身の卒業式でもあったはずなのに。
1年たった今、なぜかぽろぽろ何だが出てきてしまいます。
節目を行うことの大切さを思います。
でも、ウイルス感染の危険にさらされながらも
仲間や上司に恵まれ必死に頑張っている娘。
誰にとっても、この1年はきっと無駄な事はなかったはず。
時は戻らない。
だからこそ、これまでの歩みは確かなもののはず。
自分を信じて歩んでいこうと改めて思う
弥生3月。